いやあ。素晴らしい。実話と聞いてもっと驚いた。 世界初の性転換手術を受けた男の物語。そしてその妻が甲斐甲斐しくも病院を駆け回る。まさに究極の夫婦愛!
ネタばれになるので詳しくは書けませんが、邦題が適切であるかどうかに疑問はあります。が、ちょっとかわってはいるもののせつない愛の物語であるのは間違いありません。夫の女性化に伴う妻の葛藤がそれほど明確に書かれていなかった(正確には、あまり葛藤していなかったというべきかも)のは意外でした。というか、夫(しかも特殊な夫)にこれほど献身的な妻っているものでしょうか(笑)。このような内容の小説について、本書中では「性同一性障害」というある意味タイムリーな用語が用いられていないことに良識を感じたということもコメントしておきたいです。